当院の施術は「優しい施術」を第一に心がけております。
痛くない、熱くない、心地いい刺激である、という体感的な意味はもちろん、鍼灸は薬などでみられる副作用がなく体に負担の少ない安心、安全な自然療法です。
鍼はすべて使い捨てのものを使用しています。感染の心配はありませんのでご安心下さい。
お灸に使われるモグサは、国産で良質のものを使用しています。
鍼
鍼を刺すと聞くと痛いイメージがあるかもしれませんが、
鍼灸で用いる鍼は注射針とは太さや先端の形状が違います。
注射針の太さは約0.7~0.9㎜。
鍼灸でよく使われる鍼は0.14~0.34㎜です。
注射針に比べて約三分の一の細さの鍼を使いますので、刺した時に皮膚への抵抗が少なく痛みもほとんどありません。
鍼の先端の形でいうと、注射針はナイフのようにするどくカットされているのに対して施術でつかう鍼は皮膚や筋線維の間をかき分けて入るように、先端が丸みを帯びています。
当院では鍼をツボへ接触させて気の調整を行う「東方会式接触鍼法」を軸に施術を組み立てております。
必要な症状に対しては、鍼を刺しますが刺激量には充分配慮して行ってまいります。
鍼を刺される事に対して抵抗がある方へは、接触鍼のみ、またはお灸、刺さない鍼
(鍉鍼-ていしん-)、マッサージを組み合わせて施術させて頂く事もできますので、カウンセリング時にお申し出ください。
灸
「お灸を据える」という言葉があり、昔こどもが悪いことをすると、お灸を据えてもらうよ!などと親は脅して、こらしめるという意味で使われていたようです。
しかし、現在のお灸は痕が残ったり、火傷をするまで燃やしきって熱さに耐えるという施術ではありません。
反対に、じんわり温かく、お灸をした日は体がポカポカした、というご感想が多いです。
先人が残した伝統的なお灸を利用して、身体の内側から温めていきましょう。
皮膚の上に艾(もぐさ)を置き、火をつけることで熱を用いてツボを刺激します。
艾の原料にはヨモギの葉の裏にある繊毛が使われており、艾の大きさや硬さ、艾を取り外すタイミング、艾を同じ場所に据える数などにより、熱さの加減を調整しています。
お灸を燃やすと独特の香りがしますが、その香りにもリラックス効果があると言われていますので、お灸の香りがお嫌いでなければ深い呼吸をして香りもお楽しみください。
近年では、台座がついているお灸がドラッグストアなどでも販売されていますので、手軽にご自宅でもお灸をして頂けます。
冷えに悩む女性は積極的にお灸を取り入れており、セルフ灸やお灸女子という言葉もよく聞くようになりました。
当院では、ご自宅でのセルフ灸の指導や、台座灸の販売も行っております。
マッサージ
身体の部位やその人その人で、筋肉の凝り方、筋肉量、皮膚の張り具合は全て違います。
例えば一人のお身体でも、肩は皮膚の表面から板のようにカチカチ、背中はすじばっている感じ、腰やお尻は表面は柔らかいけれど奥の筋肉が硬い、といった具合にその部位によって状態は異なります。
その為当院では、マッサージの最中に力加減や、今揉んでいる強さで痛くないかなど、細かくお声掛けをさせて頂いております。
マッサージ後には身体が軽くなるような、最適な刺激量で施術させて頂きます。
痛い方が効くのでは?
- 弱いマッサージだと物足りなくて、効かないような気がする
- 強く押してもらった方が身体には良い
こんな風に思いこんでいる人は結構いるんじゃないでしょうか?
でも、実はこれはとても危険です。
筋肉の構造は、たくさんの細かい線維が集合し、それが束上にまとめられ、それらを筋膜という薄い膜が覆ってひとつのかたまりとなっています。
強すぎるマッサージは、この筋肉の繊維を壊してしまいます。
壊れてしまうと、そこに内出血が起こりアザになることだってあります。
いくら気持ちいいからといって、指や手掌で筋肉に強すぎる力を加えてしまうと、内部では筋肉が傷んでしまいます。
当院ではこのようなことがない様に、かつ物足りないと感じてしまわない最適な刺激で
マッサージをお届けできるよう、心がけております。